五月人形やひな人形など「日本人形」の処分の仕方に困っている方も多いと思います。
日本人形はガラスケースに入っていたりして、大型のものまであったりするので、いざ捨てようと思っても「普通のゴミの日に出せないから困る」と悩んでしまう事が多々あります。
また人形には魂が宿るという通説もあり、「捨ててしまうのが怖い」「バチが当たったらどうしよう」などと捨てる事をためらう方も多いはずです。
この記事では、神社やお寺に人形供養を受け付けてもらう場合や、費用をかけずに自分で処分する方法など、人形がいらなくなった時のあらゆる方法について紹介していきます。
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神社仏閣で人形供養してもらう(自分で処分するのが怖い場合)
「自分で捨てるのはどうしても怖い」「お金が掛かってもいいので人形供養に詳しい方に依頼したい」「形式にこだわりたい」という方の場合は、お寺や神社などにお願いする方法があります。
直接持っていくだけでなく、郵送だけで対応してくれることもあるので、それぞれの方法について紹介していきます。
①お焚き上げをしてもらう
捨て方に困るような人形や縁起物などは、神社やお寺などでお焚き上げをしてもらう方法があります。
「自分で処分するのはどうしても怖い」という方の場合は、神主や住職にお願いすると良いです。
10月15日が人形の日であるため、この日に合わせて供養が行われるところが多くなっています。
神社やお寺によって異なりがあり「通年ではなく、人形供養をしている時だけ受付」や「縁起物の処分はしているけれど人形は断っている」というところもあります。
そのため、事前にホームページで調べたり、電話などで問い合わせをして、人形供養が可能か確認しておくと安心です。
②日本人形協会の郵送供養サービスを利用する
伝統文化の啓豪・振興などを行っている日本人形協会では「人形感謝(供養)代行サービス」があります。
申し込みをする事で、人型や専用ラベルなどが揃った「お人形差出キット」が自宅に届くので、説明書通りに梱包してゆうパックの集荷に来てもらえば問題ないです。
とても便利なサービスですが、「縦+横+高さの合計が170cm以上且つ30kg以上」の場合は受付してもらえないので確認が必要です。
③ガラスケース入りや大型のものにも対応
ガラスケースに入っていたり、祭壇付きの大型の人形類の供養・処分をしてもらいたいが、近隣の神社やお寺では対応してもらえないという事も考えられます。
その場合でも、らくらく人形供養パックというサービスを利用すると良いです。
ケース入りの人形は勿論の事、大型の人形類にも対応しており、数やサイズにも制限がないです。
そのため、処分したい人形が、ケースやサイズなどの関係で近隣のお寺や神社で処分してもらえない場合は、らくらく人形供養パックを利用するのも一つの手段となります。
人形の捨て方処分の方法
人形の捨て方として一番簡単で費用もかからないのは自治体の家庭ゴミとして出す方法ですが、それ以外にも多くの捨て方があるので、ここからは人形の捨て方を4つ紹介していきます。
①家庭ゴミとして捨てる
不要になった人形は、金属が含まれていなければ自治体の燃えるゴミに出すことができますが、自治体によっては人形の捨て方が異なる場合もあるので注意が必要です。
「捨てたらバチが当たりそう」「良くないことが起きるかも」と心配する方もいるかもしれませんが、どうせ捨てるのだからといって乱暴に扱わなければ大丈夫です。
日本人形のように複数の材質で作られているものは、ゴミの分類が分れる可能性もあります。
そのため、お住いの自治体で人形の捨て方を確認し、ルールに従って捨てる事が大切です。
②捨てずに売る方法
1.リサイクルショップの場合
人形をリサイクルショップに持ち込めば、有料で引き取ってもらえる事もありますが、汚れや破損状態など、状態によっては引き取ってもらえない事もあるので注意が必要です。
また、そもそも人形を取り扱っていないリサイクルショップもあるので、持ち込む予定のリサイクルショップに事前にお問い合わせをすることが大切です。
2.人形買取業者に売る方法
人形買取業者の場合、「宅配買取」や「出張買取」があるので、手間をかけず一番楽な方法です。
買取価格も事前に無料査定してくれるので、複数の業者に査定してもらい、一番高い価格を付けたところに販売する事をオススメします。
買取業者によっては、ホームページから査定の申し込みが可能で、商品の写真を添付して送る事により査定してもらえます。
人形買取業者の中には、日本人形を専門としているところも多数あるので、インターネットで検索して確認してみると良いです。
3.オークションやフリマで売る場合
インターネットオークションの場合、最低金額を決めて出品すると欲しい人が集まって、オークション形式で価格が決まっていくので、比較的高く売れる可能性が出てきます。
フリーマーケットの場合は、自分で販売価格を決める事ができるので、自分が納得した価格で販売する事が可能です。
ただし、オークションの販売では相手とのやり取り、問い合わせへの返答などの手間や商品の梱包や発送、振り込み手続きなど、面倒な部分もあり、何かと手間が掛かる作業となります。
これらの方法を用いる場合、サイトやアプリなどは多数ありますが、それぞれ使用方法やルールが異なるため、トラブルを避けるためにも基本的な使い方を十分理解した上で利用する事をオススメします。
③寄付する方法
人形の捨て方として「寄付」という方法もあります。
ユニセフ・赤十字・NPO・NGOなどのボランティア団体では、人形の寄付を受け付けているところがあります。
「NPO法人 国際子供友好協会」では、寄付された人形を発展途上国の子供たちに贈っている団体です。
家庭内で不要になった、おもちゃ・人形・遊具を無料で引き取り、発展途上国の子供たちに直接手渡しの支援を行っています。
人形を寄付しようと考えている方は、詳しい情報をホームページで確認するか、メールなどでお問い合わせをすると良いです。
NPO法人 国際子供友好協会
住所：〒285-0852 千葉県佐倉市青菅443
電話番号：043-464-3555
メール：info@npo-icfa.org
ホームページ：npo-icfa.org
④地域のバザーに出す方法
地域でバザーを開催する場所・施設をインターネットで検索します。
Googleなどの検索エンジンを用いて検索する場合は、地域名と場所を入力するとたくさんの候補が出てくるはずです。
その他にも地域の情報掲示板でバザーがないか調べる方法もあります。
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風水的に考えた人形とは？
風水的には、不要な人形、古くて汚い人形を持ち続けていると「金運や恋愛運が下がる」「自分や家庭などの容姿に影響を及ぼす」などといわれています。
①人形の役割
自然界の中にあるすべての物には、人形にしても例外なく気が宿ると風水では教えられています。
人形には、人と連動する不思議な力が宿る事が風水では早くから気づき、この力を利用して術をかけています。
人形は人の気を敏感にその身に宿すため、捨てる時には注意が必要です。
正しく処分しないと、自分自身に呪術をかけたも同然の災厄が降りかかる事もあります。
特に女性の場合は、人形を可愛がることが多いため、それだけ多くの気を注いでいる事になるので注意が必要です。
②塩を用いた捨て方
風水的な人形の捨て方は以下の方法です。
1.人形全体を塩水に浸けて布できれいに拭く。
2.人形の顔を白い布で包む。
3.「今までありがとう」と感謝の気持ちを伝える。
4.他のゴミとは分別して単体で捨てる。
まとめ
人形を捨てられない理由はいくつかあると思いますが、「人形には魂が宿る」といわれると、やっぱり怖くて捨てられなくなるものです。
供養する方法もありますが、そこまで大ごとにしたくないと思われる方は、風水的な人形の捨て方を用いて気持ち的にも区切りを付けて捨てる方法もあります。
この記事を読まれて、自分で納得いく捨て方が決まると良いです。
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