使い終わった除湿剤をどう捨てたらいいか悩まれる方も多いはずです。
除湿剤は種類によっても中身が異なるので、使われている素材をしっかり理解した上で正しい捨て方を行う必要があります。
この記事では、除湿剤の正しい捨て方や、知って得する再利用方法を紹介していきます。
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除湿剤の中には何が入っている?
①除湿剤の中に入っている液体はトイレに流しても安全?
トイレで液体を流す場合、水取りぞうさんのような液体のものは、単体で直ぐに流すようにする必要があります。
トイレの水の中に溜めたままにして時間が経過してしまうと、水道管に何らかの影響が出てしまう可能性があるので注意が必要です。
トイレに流す場合は、必ずその場でトイレの流すボタンを押してすぐに処分することが大切です。
②除湿剤の捨て方の前に
使い終えた除湿剤の捨て方は簡単で、そのままゴミ箱に捨てればよいだけです。
しかし、捨てる場所によっては悪影響を及ぼす場合や、除湿剤の中には繰り返し使用できるタイプもあるので注意・確認が必要です。
除湿剤のタイプや種類を問わずに正しく捨てるには、除湿剤の中身に何が使われているかをしっかり理解しておくことがポイントとなります。
中身の物質についても詳しい知識があれば、使い方に対する不安も解消でき、また除湿剤をより正しく効率的に使うことにも繋がります。
除湿剤の中身・物質について
まずは、ご自身がお使いになっている除湿剤が、以下で紹介するどのタイプに当てはまるかについて確認が必要です。
除湿剤は種類ごとによって使われている物質が異なるので、タイプごとに応じて処分方法を分ける必要があります。
代表的な除湿剤の中身は以下の通りですが、使い始めと使い終わりで形状が変化するものもあるので、中身を良く確認することが大切です。
タイプ | 使い始めの形状 | 使い終わりの形状 | 中身の物質 |
タンクタイプ | 粉状 | 液体 | 塩化カルシウム |
ゼリータイプ | 粉状 | 柔らかい固体 | 塩化カルシウム+保水剤 |
再生可能タイプ | 丸い粉状・固形 | 固体(変わっていない) | シリカゲル |
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除湿剤の正しい捨て方を解説
除湿剤に使われている化学物質について主に、塩化カルシウムとシリカゲルの2種類が使われているので、種類ごとに捨て方を分別する必要があります。
理由としては、塩化カルシウムは使い捨て、シリカゲルは再生利用可能なものだからです。
また使い終わりの状態も塩化カルシウムのものは液体になるものがほとんどであるため、捨て方が少し特殊になります。
お使いの除湿剤に入っている中身を理解して、適切に正しく処分することが大切です。
①タンクタイプ
タンクタイプの除湿剤は、液体は排水口に流し、固形物は水に溶かしながら処分します。
タンクの中身は「塩化カルシム」なので、排水口に流しても問題ありませんが、金属部分に長時間付着し続けると錆び付きの原因になるので大量の水と一緒に流すと良いです。
タンクタイプの特徴は、使い始めは固形で、湿気を吸うと液体になる事です。
もしも中身が固まってしまった場合でも、水と一緒に排水管に流せば処分可能となります。
塩化カルシウムは非常に水に溶けやすい物質であるため、固まった場合でも簡単に液体化します。
②ゼリータイプ
使い終わりがゼリー状になるタイプの除湿剤は、そのまま燃えるゴミにゴミ分別して出します。
除湿剤の中身は「塩化カルシウム」と「保水剤」で、この場合は湿気を吸っても液体にならないので、塩化カルシウム単体の製品のように排水口に流すことができないのです。
保水剤がすでに塩化カルシウムを吸収して固まっているので、燃えるゴミとして処分しても問題ありませんが、直接中身に触れないように注意が必要です。
③再生可能タイプ
衣類や布団に使う小袋、シート型の除湿剤の中には、繰り返し使えるタイプのものがあります。
こちらは使用期間が約1年ほどなので、湿気を吸い取る力が弱まったら燃えるゴミとして処分可能です。
再生可能タイプの中身は、「B型シリカゲル」または「A型シリカゲル」が使われています。
B型シリカゲルの方が吸湿力が高く衣類や靴に適しており、対してA型シリカゲルは食品や電子機器の除湿剤として適しています。
再生可能な除湿剤には、製品パッケージの表面や説明文に「再生可能」や「繰り返し使える」の表記がしてあるので、見逃さないようにすると良いです。
除湿剤を捨てる際の注意点
ここからは、除湿剤を捨てる際の注意点について紹介します。
除湿剤は、中身の処分方法以外にも容器や包装の捨て方にも注意が必要です。
また安全性を確保した処理や、捨てる場所の配慮なども同時に行うことが大切です。
①除湿剤の危険性について
除湿剤の中身で危険性を伴っているのが「塩化カルシウム」です。
塩化カルシウムは、誤って吸い込んでしまうと咳や頭痛、肌に触れると乾燥や皮膚のただれを引き起こすことがあります。
そのため、もしも塩化カルシウムの除湿剤を溢してしまったときは、直接手に触れないように注意するのがポイントです。
床に塩化カルシウムが残らないように、丁寧に何度も水拭きを繰り返します。
②自治体によっては容器のゴミ分別や液体処理が必要
プラスチックが使用されている除湿剤は、プラスチック部分を分別して捨てる必要があります。
自治体の多くは、除湿剤のプラスチック部分は、プラゴミとして出すという基準が定められているからです。
特にタンクタイプの除湿剤は、塩化カルシウムが溶けてもこぼれ出ないように厚手のプラスチック容器が使われています。
そのため、硬いプラスチックが使われている製品は、プラスチック部分とそうでない部分をしっかり分別して捨てる必要があるのです。
また最終的に液体になる除湿剤は、液体は排水口に流す、紙などに吸い取らせてから燃えるゴミとして出す、などの決まりがある自治体がほとんどです。
液体が少しでも残っている除湿剤は、しっかり処理してから燃えるゴミに出す必要があります。
③手袋を必ず装着して作業する
タンクタイプの除湿剤を捨てる時は、必ず手袋を装着することが大切です。
これは先述の項目でも紹介した通り、塩化カルシウムは肌に触れると炎症を引き起こす可能性があるからです。
万が一触ってしまったら、大量の水でしっかり洗い流す必要があります。
プラスチック部分の分別作業を行う時も、塩化カルシウムが少量でも残っている場合は、手袋を装着して作業するのが良いです。
④庭や植木には捨てない
こちらも塩化カルシウムを使用した除湿剤の場合ですが、庭や植木にまく事は避ける必要があります。
理由として、塩化カルシウムは水を吸収するため、植物の近くにまくと水不足で植物が枯れてしまいます。
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使い捨て除湿剤は除草剤にもなる
使い終わった除湿剤は、再利用できることがあります。
具体的には以下で紹介するものとして活用することができるのです。
ただし、タイプによっては活用できないものもあるので確認が必要です。
①タンクタイプの塩化カルシウムの除湿剤は除草剤で使える
タンクタイプの内容物である塩化カルシウムの吸収力を利用すれば、除草剤として活用できます。
しかし、塩化カルシウムは周囲の水を全て吸収するので、野菜や花の付近にはまかないようにする事がポイントです。
雑草が生えてほしくない場所にまくのがオススメです。
ただし、塩化カルシウムの除湿剤でも、固まっているゼリータイプは活用できないので、タンクタイプの完全に液体になった部分のみを使用します。
②再生可能タイプのシリカゲルは乾燥して繰り返し使用可能
シリカゲルは、乾かせば再び除湿剤として利用可能です。
これは食器に使うA型シリカゲルでも、そうでないB型シリカゲルも同じことが言えます。
乾燥方法としては「天日干し」「フライパンで熱する」「電子レンジで加熱する」などの方法があります。
この中で電子レンジを使用する方法は、均等に熱が入らないので、天日干しかフライパンを使用して再生する方法を利用すると良いです。
まとめ
ここまで除湿剤の捨て方について紹介してきました。
除湿剤は中身の成分を理解して、タイプごとに捨て方を分けます。
また処分の際は、プラスチック部分と燃える部分を分別することがポイントです。
また細かいゴミの出し方は、お住いの自治体によっても異なるので、しっかり調べてから出すことをオススメします。
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