香水を処分する場合は中身が入った状態で、そのまま捨ててしまうのは絶対に控えるべきです。
香水の多くは油分やアルコールを含んでいるため、処分する時には十分に注意が必要です。
また、お気に入りの香水であれば処分せずに活用するという選択肢もあるので、今回は処分する時の方法と捨てる以外の活用方法などについても紹介していきます。
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香水を捨てる手順
香水を処分する場合は手順を守ることが必要です。
①ボトルを開ける
香水を捨てるにあたり、まずはボトルを開けて中身を処分する事が必要です。
この時、中身が床にこぼれてしまわないように、ビニールシートや新聞紙などを敷いて作業を始めることがポイントです。
次に、香水のボトルを開ける作業に移りますが、ボトルによっては金属製の留め金が付いているものもあります。
留め金が付いているタイプの香水は、金属のふちのつなぎ目の部分にマイナスドライバーを差し込むように入れて、ふちを持ち上げ、そこにニッパーで切り込みを入れる事で金属部分をはがすようにして外します。
②中身を捨てる
香水を処分する際は、中身を洗面台に流すなどの方法は間違いです。
香水の中身は、レジ袋などに新聞紙を入れてから、その中に流し込むようにして捨てる事が大切です。
新聞紙に少しずつ香水を染み込ませていくため、室内に香りが残ることが気になる方であれば、ベランダや屋外で作業をオススメします。
この時に香水の液体や特有の香りが漏れないように、香水を流し込んだレジ袋は口をしっかりと結んで、ジップロックで二重に密封するようにして捨てる事がポイントです。
香水の捨て方・処分の方法
香水を正しく処分する2つの方法について紹介していきます。
①自治体でゴミ回収をしてもらう
香水を捨てるときには、お住いの自治体のゴミの収集方法に従って分別することが大切です。香水の中身を新聞紙に染み込ませてジップロックで密封したものは、燃えるゴミとして捨てます。
香水のキャップやスプレーチューブの部分がプラスチック製の場合は、プラスチックごみに出します。
他にも金属製のスプレーや留め金は金属ゴミ、ガラス製のボトルは割れもの、もしくは燃えないゴミというように、正しく分別して処分する事が重要です。
②不用品回収業者を利用する
たくさんの香水を処分しなければならない場合やボトルを一つひとつ分解するのが手間と感じる方は、不用品回収業者に依頼することもできます。
不用品回収業者に依頼すると、自分で香水のボトルを分解する必要もなく、自宅まで回収しに来てくれます。
業者によっては、大型の家具・家電などの処分を請け負っていることも多いので、ほかに処分したいものがある時は同時に依頼してもいいです。
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香水を捨てる費用・料金は？
| 捨て方 | 料金 |
| 自治体のゴミ回収 | ボトルの金属部分の分解や正しい方法で分別したりする手間が発生しますが処分は無料でできます。 |
| 不用品回収業者 | 処分する香水の量によって費用は変わってきますが、相場は3000～6000円程度です。 |
香水のお得な捨て方は？
ここからは「捨てる」以外の香水の処分方法について2点紹介します。
①買取業者に持っていく
香水は直接、買取業者に持って行くことも可能です。
総合リサイクルショップや香水・コスメを専門に扱う買取店なら未開封のものは勿論の事、開封済みの香水であっても買い取ってくれることがあります。
ただし、香水・コスメ専門店、リサイクルショップでも、店舗によっては買取の条件などが異なる事もあるので事前の確認が必要です。
たとえば、香水のブランドによっては高額買取を行っているということもよくあります。
細かい条件や買取の金額などを知りたい場合は、専門店のホームページなどで事前に情報を確認すると良いです。
②フリマサイトやオークションに出品する
不要になった香水は、フリマサイトやオークションに出品することもできます。
フリマサイトやオークションに出品すると、満足のいく値段で取引ができるというメリットがある一方で、出品するまある程度の手間がかかるという点がデメリットになります。
加えて、出品の準備もすべて自分で行う必要があり、写真を撮影したり、説明文を考えたりするのが手間だと感じる方も多いです。
しかし、新品や状態が良い香水は早く落札される傾向にあります。
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香水の誤った処分方法
香水を捨てるときは、これから紹介する2つの注意点を必ず守る事が大切です。
①中身をトイレや洗面台に流す
香水の中身をトイレや洗面台に流す事は間違った方法です。
理由として先述したように香水にはアルコール分や油分が含まれ、そのまま流して処分してしまうと排水管が傷んでしまう可能性があります。
一度排水管を傷めてしまうと修理が必要になることもあるため、正しい方法で処分する事が大切です。
また、排水口に香りが溜まって部屋中にニオイが充満して、気分が悪くなってしまうこともあるため注意が必要です。
また香水にはさまざまな成分が含まれていることから、海や川などに捨てると環境汚染につながるだけでなく、不法投棄にもあたるため、自然に中身を流すのは誤った処分方法といえます。
②瓶の香水をそのまま捨てる
瓶に香水の中身を残したままの状態で捨てるのも、誤った処分方法の一つです。
香水にはアルコールの成分が含まれているため、消防法で引火性液体として危険物に指定されています。
そのため、香水を瓶ごと他のゴミと一緒に捨ててしまうのはとても危険です。
また、香水の瓶は、各自治体により「割れもの」「燃えないゴミ」などに分別するように、扱いが異なるため、捨てる前には細かい分類についても確認が必要です。
香水を活用する方法
使い切れなかった香水は再利用するという選択肢もあります。
処分予定の香水がお気に入りの香りであればリードディフューザーやサシェなどにして活用するのも一つの手段でもあるため方法について紹介します。
①リードディフューザー
使わなくなった香水をリードディフューザーとして活用すれば、香水の中身だけでなくボトルも再利用できます。
作り方はとても簡単で
1.スプレーボトルの金属部分を取り外す
2.ラタンスティックを差し込む
これで完成です。
ラタンスティックがない場合であっても竹串などを代用してもよいです。
香水の香りが強すぎると感じる場合は、無水エタノールを入れて香りをやわらげるという方法があります。
香水の容器はデザイン性に優れているものが多いのでリードディフューザーのように玄関やリビングなどに置いてインテリアとして楽しむのは有効な活用方法の一つです。
②サシェ
サシェとは「香り袋」の事で、古くから日本人に親しまれてきた香りアイテムです。
サシェを作っておけばタンスやバッグなど、普段使うものを自分好みにアレンジできるというメリットがあります。
サシェを作る場合はメイク用のコットンを用意して、コットンに香水の香りを染み込ませます。
コットンがなければ、代用としてガーゼに香水を染み込ませても良いです。
コットンに染み込ませる香水の量は、自分の好みで構いませんが、染み込ませる量が多くなると、袋の外にまで香水が染み出てしまうので注意が必要です。
次にコットンを入れる袋を作り方ですが袋の材料は天然素材の布などを使い、袋状になるように縫っていきます。
裁縫が苦手な方は、市販の小さめのきんちゃく袋を使ったり、紙を折って袋を作ったりするなどの方法もあります。
袋が用意できたら香りづけしたコットンを入れて、お気に入りのひもやリボンで結べば完成です。
まとめ
香水を自治体で処分する時にはスプレーボトルを分解するなど、正しい処分方法を守る必要があるため多くの手間がかかります。
そのため、お気に入りの香水を活用したいと考えている場合は、リードディフューザーやサシェとして再利用するという方法もあるので検討も必要です。
しかし、たくさんの香水を処分したい場合には、不用品回収業者に依頼することも検討してみる必要性があります。
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