雛人形は、女の子が健康ですくすく育ち「良縁に恵まれますように」という願いが込められ飾られる思い入れの深いものです。
しかし、女の子が成長して飾らなくなったり、嫁ぎ先に雛人形を収納するスペースが無かったりと
やむを得ない理由で雛人形を処分する方もいると思います。
長い間、愛情を込めて飾っていた雛人形をゴミとして捨てるのは何か後ろめたい気持ちになるものです。
そこで、雛人形や段飾りなどの処分の方法を紹介していきます。
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雛人形の処分方法6選
ここでは雛人形の処分にオススメの方法を6つ紹介します。
①買取業者を利用する
買取業者へ雛人形を引き渡すことにより、収入を得ることもありますが、たとえ値段が付かなくても無料で処分できる場合があります。
ただし、場合によっては処分のための手数料が必要になる事もあるので、注意が必要です。
これは業者によっても異なるので、詳細についてはご自身で確認するしかないですが、業者に引き取ってもらう場合には、タイミングも考慮する必要があります。
雛人形は季節性が高いものであるため、需要のある期間が年明けから2月あたりまでと限られています。
買取業者を選ぶ際のポイントとして、オススメなのは見積り料金や出張料金が発生しない業者です。
大きいサイズの雛人形ともなると運送料が多く掛かることや、持ち込むにしても一苦労となり、せっかく値段が付いても諸経費の方が上回る事のないように気を付ける必要があります。
②人形を供養して処分する
これは長年、見守ってくれた大切な雛人形を供養する方法です。
多くの方が気になっている「雛人形をそのまま廃棄処分にしていいのか?」という疑問が浮かんでしまいますが、この方法を利用すれば後ろめたさもなく疑問を解決できる方法です。
1.寺社に依頼する方法
雛人形の供養を行っている寺社をインターネットで検索すれば、全国各地にたくさんある事が分かります。
お住いの近くで見当たらない場合は、郵送で受け付けているところもあるので、問い合わせをして利用すると便利です。
申し込む時の手順や、お布施の目安の確認などは各寺社のホームページを確認するか、直接問い合わせると間違いなく利用することができます。
また、寺社の中には人形の供養を公開しているところもあるので、その場にいて最後のお別れをすることもでき、人形への感謝の手紙を添えて供養の際に一緒に炊いてくれるところもあります。
このように様々な寺社があるので、ご自身の理想に近いお別れができるところを探すのも良いです。
2.日本人形協会に依頼する方法
供養してくれる寺社を探す手間を省きたい方は、一般社団法人の日本人形協会が供養の代行サービスを行ってくれます。
ここでは不要となった雛人形をいつでも受け付けており、毎年10月頃に行われる東京大神宮の「人形感謝祭」での供養に送り出してくれます。
申し込みを行えば、自宅に専用のキッドが送られてくるので、それに従って雛人形を梱包し、日本人形協会宛に送れば完了です。
③ビッグ雛祭りに寄付する
徳島県勝浦町では、2月から4月初旬に行われる春のイベントとして、ビッグ雛祭りを開催しており、集まった雛人形が飾られることで有名です。
会場中央にはピラミッド型に100段の雛壇が立ち並び、その歴史は昭和63年4月から始まり、日本一のビッグ雛祭りとして知られています。
その他にも、千葉県勝浦でも行われており、同種のイベントは以下のようなものがあります。
都道府県 | 祭り名 |
和歌山県 | 南紀勝浦ひなめぐり |
長野県 | 信州須坂しあわせ雛祭り |
埼玉県 | 鴻巣びっくりひな祭り |
雛人形の寄付を電話の事前予約から受付可能で、開催前年の4月から10月頃に募集していることが多いので、早めに問い合わせしてみると良いです。
整理・保管料が掛かりますが、安心できる処分方法の一つです。
④自治体のリサイクルセンターに出す
自治体の中には、リサイクルセンターを設けている地域があり、資源を有効活用するリサイクルやリユースを目的とした施設です。
なお、リサイクル品として雛人形を扱っている自治体でも、受け入れ可能な期間が決まっている場合があります。
そのため、時期を逃してしまうと次の時期まで1年間待つ必要があるため、注意が必要です。
⑤団体に譲り渡す
老人ホームなどの福祉施設や保育園などでは、季節感を大切にして様々な行事を行っています。
雛人形は季節感を演出するうえでも魅力的なものであるため、このような施設ではニーズがあります。
雛人形を募集している告知がないか、また自治体を通じて募集がかけられていないか確認してみると良いです。
⑥ゴミとして処分する方法
さまざまな思い入れがある雛人形ですが、割り切って不用品として処分する方法です。
自治体のゴミ処理を依頼する方法と民間の業者に依頼する方法があります。
1.自治体のゴミ回収を利用する
人形そのものや付属品のサイズは小さいので、雛人形は通常の一般ゴミとして回収されるところが多いですが、燃えるゴミ?燃えないゴミ?という判断は、自治体ごとで異なっています。
また、分解しても嵩張ってしまう雛壇などは、粗大ゴミとして処分する必要があります。
お住いの地域で、雛人形がどのように受け入れられているのか確認することから始めることが大切です。
自治体で発行しているガイドブックやホームページで確認でき、不明な点は直接窓口に問い合わせすると教えてもらえます。
いずれにしても民間業者より安価で処分できる傾向なので、リーズナブルに処分したい方にはオススメの方法です。
2.民間のゴミ処理業者を利用する
自治体と比較すると、処分費用は高くなりますが、手続きが簡単で融通が利くというメリットがあります。
インターネットから24時間予約受付を行っている業者も多くあるため、自分の都合に合わせて申告できるので回収日を調整して引き取りに来てもらえます。
また、場合によっては引き渡しの当日に予め依頼した以外のものでも受け付けてくれるメリットもあるのでオススメの方法です。
雛人形を処分する時期は?
雛人形は女の子がいる家庭で、健やかな成長を願う意味で飾られる場合が多く、身代わり信仰に由来し、厄を引き受けてくれると言われています。
そんな雛人形を処分するタイミングとしては、以下のような時期が考えられます。
・娘が結婚し、雛人形が役目を終えた時
・厄年を迎えた後
・子供が成長し、成人になった時
・保管するスペースがなく、飾らなくなった時
このようなタイミングで雛人形を供養して処分する方が多くいますが、捨ててしまう以外にも実家で両親が飾っておくという選択肢もあります。
できるだけ長く飾っておくことが理想ですが、そうできなくなってしまった時が「処分時期」です。
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雛人形を処分する際に確認すること
廃棄処分するにしてもリユースするにしても、今までの感謝の意味も込めて最後にしておきたいことが幾つかあるので紹介します。
①最後にもう一度飾る
雛人形を処分する前に、最後の思い出に一度飾る事をオススメします。
特にしばらくの間、飾っていなかった雛人形は大きなものとなると時間が掛かるので、時間に余裕がある時にゆっくりと飾ると良いです。
そうすることで、雛人形の箱に何か紛れ込んでいる無くしたと思っていた大切なものや手紙、写真などが見つかる場合もあります。
個人情報に関わるものが紛れ込んでいた場合は取り除いておく必要があるため、しばらく飾っていなかった雛人形は一度飾る事をオススメします。
②汚れはなるべく落とす
汚れている箇所があれば、可能な限り落とすようにします。
雛人形を飾る事には、いくつかの意味はありますが、目で楽しむのも理由の一つです。
雛人形の汚れは魅力が減ってしまい、繊細なものなので汚れを落とす場合には丁寧に扱うことが大切です。
もし頑固な汚れが付いている場合にはゴシゴシ擦って落とそうとすると、反って汚れを広げてしまったり、色ムラやキズの原因になったりするため、頑固な汚れはそのままにしておくことをオススメします。
③付属品が揃っているか確認する
雛人形のパーツの中には、細かいものが多くあるので、特にリユースする場合は確認が必要です。
多少の色落ちや破損部分があっても、全て揃っていることが望ましいです。
細かな道具が入っている小分けの箱も一緒に出すことをオススメします。
まとめ
単純に捨ててしまうだけでなく、成長を見守ってくれた雛人形に感謝をしながらお別れをすることが大切です。
リユースの方法を利用するのであれば、雛人形にとっても第2の人生が始まります。
ずっと押し入れの奥にしまい込んでいるより、よっぽどオススメな方法です。
気持ちの整理を付けて、事情やライフスタイルに合わせて、ご自身の納得いく方法で処分されることをオススメします。
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