マットレスには寿命があり、寿命を過ぎたものは、一番体重が掛かる部分である腰のあたりを支える中央部が凹んでしまいます。
そのような状態で寝続けると、体に負担が掛かり体調不良や腰痛などで睡眠不足などの問題が起きたりする可能性が大です。
使用中のマットレスをどのように処分すればいいのか分からず、また費用はどの位かかるのか、メリット・デメリットをまとめながら紹介していきます。
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マットレスの捨て方・処分の方法
まずはマットレスの処分方法を3つ紹介していきますので、自分に合った方法を見つける事が大切です。
①自治体の粗大ゴミで処理
マットレスは多くの自治体で、粗大ゴミとして処分できます。
粗大ゴミとして処分できますが、収集を依頼した場合では、玄関先や収集場所などの指定された場所に自分で持ち込む必要があります。
重くて大きなマットレスの場合は、女性や力の弱い方では、部屋から家の外に運ぶことも難しいものです。
また、小さな車だと載せる事ができず、地域の処理センターまで運ぶのが困難な場合も出てきます。
自治体によっては、障害のある方や高齢者だけの世帯では、運び出しに関する相談に乗ってくれるところもあるので、運び出しの前に一度、連絡して問い合わせてみる方法もあります。
②廃品引き取り業者に依頼する
マットレスが古くて買取も見込めず、買い替えの予定もない方は、自治体の処分以外では、廃品引き取り業者に依頼する方法があります。
自治体で粗大ゴミとして処分するよりも高額な費用が掛かりますが、業者へ依頼すると、部屋からの運び出しも行ってくれるので安心です。
費用は業者によって様々あるので、何社かに見積り依頼する事をオススメします。
マットレスの大きさがシングルかダブルなのか、戸建てなのか集合住宅なのかなどの状況によっても、見積り額が変わる場合もあります。
③新品購入時に引き取ってもらう(ニトリの場合)
ニトリでは購入商品の同種かつ同数のマットレスであれば引き取りが可能です。
ただし、同容量なので、例えば「ニトリでシングルを購入してダブルを引き取ってもらう」という事はできないので注意が必要です。
マットレスを捨てる費用・料金は？
| 捨て方 | 料金 |
| 自治体の粗大ゴミ回収 | 自治体によって異なりますが1,000~2,000円程度が相場です。 |
| 廃品引き取り業者 | 10,000~15,000円前後が相場になります。 |
| ニトリ | 4,400円(税込)で引き取り可能です。 |
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マットレスのお得な捨て方は？
手元にあるマットレスが使用年数も少なく美品の状態であれば、ここから紹介する2つの方法で捨てる事も可能です。
①リサイクルショップや買取サービス業者に依頼
処分ではなく、リサイクルショップや買取サービス業者に売る事ができれば、費用が掛からないだけでなく、買取金額でプラスになるのでお得な方法です。
しかし、マットレスに関しては買取のハードルが高いので注意が必要です。
家具の中でも寝具は「知らない人が寝ていたもので寝る」という事に抵抗感が強く、中古市場が狭まってしまう現状があります。
使用年数がまだ少ないマットレスでなければ、買取ってもらえないのが現状です。
また、ベッドフレームとセットでの買取をしている所がほとんどの為、マットレスだけの買取は難しい事もあります。
中古市場では、有名ブランドのベッドフレームとマットレスのセットや電動リクライニングなど、付加価値のあるものは買取しやすくなっています。
使用状態などによっては、高額で引き取ってもらえる事も可能です。
②ネットオークションや地域の情報掲示板を利用する
ネットオークションや地域の情報掲示板を利用して、マットレスを必要としている方と直接取引する方法もあります。
有料で引き取ってもらえれば、処分費用が掛からず、むしろ買取価格の分だけお得です。
しかし、使用年数が少ないなどマットレスの状態が良くなければ、なかなか取引相手が見つからない可能性があります。
引越しなどで処分の期限が決まっている方は、避けた方が無難です。
また、運搬にかなりの費用が掛かり、宅配業者に依頼すると梱包を含めて10,000円以上掛かる可能背があります。
地域の情報掲示板に掲載する場合でも「運べる方限定」などの条件を付ける事になり、取引してくれる相手に巡り合う確率が下がる可能性が高いです。
オークションや情報掲示板を利用のどちらも、取引に慣れている方でないと仕組みを理解し、サイトに登録するところから始めることになるので、心理的なハードルも高くなります。
マットレスを無料で処分する方法
マットレスは金属のバネ・布・クッション材などで作られているので、道具さえあれば誰でも解体する事が可能です。
家庭ゴミとして収集可能なサイズまで解体して、可燃物・不燃物・プラスチックなどに分別すれば、通常のゴミと一緒に収集してもらう事が可能です。
通常の収集でゴミとして引き取ってもらえる大きさは、自治体によって異なるので、事前に調べておく必要があります。
解体に必要な道具は、カッター・ハサミなどの布を切る道具と金属カッターなどのバネを切断できる道具です。
①ボンネルコイルマットレス
ボンネルコイルは、たくさんの金属のスプリングが連結されているタイプのマットレスです。
外側の生地をカットしてから、内側にあるウレタンなどのクッション材を金属のスプリングから剥がしとります。
その後でスプリングを小さくカットして、家庭ゴミのサイズにします。
②ポケットコイルマットレス
たくさんのコイルが独立して布に包まれた状態で内側に入っており、取り出すのが難しいので、解体に多くの時間が必要です。
はじめはボンネルコイルマットレスと同じように、側面から生地をカットして内部のクッション材を剥がします。
その後、中のコイルも剥がしてから可燃物、不燃物に分別していきます。
③ウレタン・樹脂製のマットレス
こちらは中に金属のバネを使用していないので、金属カッターの必要なく解体できます。
外側の生地をカットした後、カッターなどで地道に解体して、家庭ゴミとして収集可能なサイズにしてから袋詰めにします。
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マットレスの種類・寿命について
ベッドや布団を購入した時に一緒に選んだマットレスを使っているが、自分のマットレスがどのような物か覚えていないという方も多いと思います。
先述した解体方法で軽く触れたマットレスの種類や寿命について紹介します。
①スプリングタイプのマットレス
金属で作られたコイルやスプリングと言われるバネの上にクッション性のあるウレタンなどで詰め物をした構造です。
細かく分けると、ボンネルコイルマットレス・ポケットコイルマットレス・高密度連続スプリングマットレスがあります。
それぞれでコイルの配置や構造が異なり、寝心地やフィット感が違います。
スプリングがへたって体が沈んだり、クッションが潰れて体にスプリングが当たる状態になると、寿命を迎えているサインです。
より良い眠りのためにも買い替えをオススメします。
高反発のマットレス
金属のスプリングを使わないマットレスで、ウレタンで作られたものです。
最近では、糸状の樹脂を水の中で固めて作った高反発ファイバーマットレスなどが人気です。
こちらの樹脂製マットレスは、ベッドフレームに置いて使う大型のものと、布団の下などに敷いて使う3つ折りタイプのものがあります。
3つ折りタイプの場合は、軽くて持ち運びも簡単なので処分もすぐにできます。
ウレタンマットレスや高反発ファイバーマットレスの寿命はスプリングタイプのマットレスよりも短く3~5年程度です。
まだ大丈夫だと思って使い続けていると、知らず知らずのうちに睡眠中の体に負担となっている可能性があるので要注意です。
まとめ
マットレスの処分は、自分で部屋から運び出せる場合は自治体の粗大ゴミとして処分するのが一般的で費用も抑えられます。
処分を考えているマットレスの状態や自力で運び出しが可能か否かなど、状況に合わせて自分に合った捨て方を選ぶことが大切です。
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